2020年4月16日木曜日

コロナウイスによる気づき



今回の新型コロナウイルスで、あらためて「命」「生と死」「人と人の関係性」「人と物の関係性」「社会の在り方」など、様々なことについて考えさせられました。

僅か数ヶ月前に始まったコロナの発症が、ここまで世界中に広まり、多くの命を奪い、社会生活を混乱に貶めることになるとは……。

今は、とにかく感染拡大を食い止めること、そして、皆が助け合って、命を繋ぐことに全力を尽くす時ですが、私達一人一人が「命」について考えることも、とても大切なことだと思います。

おそらく、今回の感染拡大が終息したとしても、「新たなウイルス感染」「自然災害」「経済格差による対立」「人種間の対立」など、新たな課題、困難が起こってくると思います。

その時、様々な対応、変革が迫られるとは思いますが、いずれも根本にあるのは「命」、「生と死」ということです。
その「命」への気づき、思いの深まりがなければ、表面的な問題解決はできても、また、「過ち」「対立」を繰り返してしまうと思います。

「社会構造、制度などの変革」と「私達一人一人の変革(気づき)」、これは車の両輪のようなもので、どちらも大切で、どちらが欠けてもいけません。

私も僧侶として、仏教に基づいた「命」「生と死」などの学びや共有の場を持ちたいと考りおります。